「テラセネ それでも君を照らしたい 」のSleeping Musiam作成の極上の雰囲気ゲームです。何か目的があって館を出て行く吸血鬼の少女。それと少女を見守る太陽。主人公(少女と太陽)のセリフが一切登場せず、限りなくノンバーバルに近いストーリー重視のアクションゲームです。
物静かな夜道を少女が歩きます。オープニングのテキストだけで、ガンガンに惹きつけられるストーリーです。
だから夜道を歩きます
彼女を守る あなたは太陽
ボス戦になると、敵キャラが少女に語り掛けます。話が進むにすれて、少女の目的や心情が少しずつ明らかになります。
<中略 ボス撃破後>
給仕悪魔ベアー:
ぎぃいいいー!!なっなんで太陽が夜にぃいっ。し、執事様を呼んでくるックマ!
少女はどこへ向かうのか。あなたはなぜ少女を照らすのか
BGMとストーリーの相性も抜群です。ぜひぜひ、動画をイヤホン付きでご覧ください。
テラセネをリリースしたのは、Sleeping Musiamという開発者です。当サイトがSleeping Musiamを扱うのは初めてですが、実は「KUMANTA」「スタンプで戦う チャット風 アクションRPG (旧名 : クマVSマから始まる生物図鑑)」など、独特のクマのキャラクターが登場するゲームを多数リリースしています。
独特の小ネタ満載で、LINEスタンプも発売されています。
chapter 1 のボスである給仕悪魔ベアーについては、給与体制に問題があり、サーモンフレークしか食べられない悲壮感漂うクマの設定になっています。
給仕悪魔ベアーも2周目Hardモードになると、給与の危機になり本気を出してきます。
このままでは またお給料を 下げられックマ! なんとしても連れ帰りますよクマ!
テラセネをリリースしたSleeping Musiamは課金要素さえ笑いをブッ込んできます。課金画面で「高いわ」をタップすると、何パターンかの悲壮なセリフを呟きます。
クリアするための課金は必須ではありません。課金する事で「オーブ」「月の涙」を稼ぐ手間が省けます。なお、このゲームは課金ではなくプレイヤーの戦略重視ですので、課金したからと言ってクリアできるわけではありません。
次回作を期待する方は、応援の意味で課金しましょう。
登場人物1人1人に小ネタをブッ込んできます。コレクター要素である「Book」を見ると、各登場人物1人1人にオチャメでカワイイ設定が施されいます。
ゲームそのものは、アクションゲーム、ディフェンスゲームに分類されます。難しいテクニックが要求されるわけではなく、適材適所の攻撃を使えるかどうかが攻略のカギになります。
初期バージョンの反響を見る限りではやや難しいめのゲームのようです。ですが、様子を見て低難度化を図ったり、公式ブログで攻略方法を解説したり等の工夫をしていますので、いずれ多くの人がクリアできるゲームになると予想しています。
基本的にワンキーアクションです。太陽光は通常時は時計回りに回転し、画面タップ時のみ半時計回りに回転します。太陽の回転する向きの調節だけで、少女を連れ去ろうとする魔物を焼き払います。
吸血鬼の少女は光に弱い設定です。
少女が傘を落としている間は、少女に光を当てるとダメージを与えてしまいます。少女のライフが0になるとゲームオーバーです。少女が館へ連れ戻されそうになった時は、傘を落としてしまいます。そんな時は魔物のみに光を当てるよう、太陽の向きを調節しましょう。
ゲームオーバーの条件は「ライフ0」または「少女が館に連れ戻される(画面外まで連行される)」です。少女に光を当てない事を意識し過ぎると「画面外へ連行される」リスクが高まり、微妙なサジ加減が必要になります。
太陽は何種類かの光を使用する事ができます。どの光も一長一短で一概な強い光はありません。適材適所な光を使用できるかどうかが攻略のカギとなります。