「監獄少年」の攻略。第3章秘密第16話まで

「監獄少年」は、SEEC Incの長編ノベル×脱出ゲームを手掛けるチームの作品第３弾です。激動の大正時代、特殊高等警察の職員を主人公とした社会派の長編ノベルゲーム。特別高等警察と言えども、中の職員は１枚岩ではなく各々の職員が信じる「正義」があるようです。こんな社会派の作品でありながら、実は、捧腹絶倒の小ネタを仕込んでくれるのも嬉しいポイント。とりあえず、尋問パートはわざと間違えてみましょう。作者から贈られた小ネタを堪能できます。

監獄少年第３章「秘密」のノベルパート・尋問パートについて、前半の１６話をまとめます。ゲームらしい謎解きや分岐は発生せず、読み物を中心とする章です。唯一、悩む可能性があるのはステージ「330号室」で「大河明一郎」を突きつけると次の話にすすみます。

1 分岐マップ
2 ステージ別解説

分岐マップ

監獄少年の第３章は、３２のステージで構成されます。尋問パートのゲームオーバー以外での分岐は発生せず、ほぼ１本道ノベルになっています。

監獄少年第３章

監獄少年第３章のステージ一覧です。
No	ステージ	概要
1	８月２８日
2	２年前の事件充の発言
3	充の忠告
4	330号室
5	２年前の事件と大河氏（１）
6	２年前の事件と大河氏（２）
7	８月２９日
8	凪と市街調査（１）
9	凪と市街調査（２）
10	凪と市街調査（３）
11	凪と市街調査（４）
12	凪と市街調査（５）
13	凪と市街調査（６）
14	凪と市街調査（７）
15	ハンカチの女性
16	喫茶店“ラパン”
17	望月千代の過去（１）
18	望月千代の過去（２）
19	望月千代の嘘（１）	尋問
20	望月千代の嘘（２）	尋問
21	望月千代の嘘（３）	尋問
22	望月千代の嘘（４）	尋問
23	望月千代の嘘（５）	尋問
24	望月千代の嘘（６）
25	望月千代の嘘（７）	尋問
26	END5 真紅
27	望月千代の真実
28	直也と千代
29	直也の文
30	大河氏の嘘
31	望月さんと別れて
32	反逆者

ステージ別解説

８月２８日

読み物のみのパートです。

２年前の事件充の発言

読み物のみのパートです。

充の忠告

読み物のみのパートです。

330号室 [小探索]

小探索

「記録」、「人物」の順にタップし、人物一覧の画面を開きます。

「大河明一郎」を選択している状態で、凪をタップします。すると、次の話へと進みます。

２年前の事件と大河氏（１）[尋問]

尋問

「大河邸で見つけた手紙の内容は……」との尋問は、「現政府への反逆」と回答します。

選択肢

社会主義推進 (Miss)
天皇への反逆 (Miss)
現政府への反逆 (Good)

余談ではありますが、ここで誤答を繰り返し尋問ゲージを０にすると、分岐マップには現れない「終劇」というバッドエンドが発生します。

２年前の事件と大河氏（２）

読み物のみのパートです。

８月２９日

読み物のみのパートです。

凪と市街調査（１）

凪に「軍国主義」「浅草寺」の２点について尋ねると、次の話に進みます。

凪と市街調査（２）

読み物のみのパートです。第5章の最終局面で使用する重要な証拠「号外新聞」を入手します。号外新聞には以下のように書かれており、この中にヒントが隠れています。

「浅草の人気オペラ歌手、高林登久子変死！」

落語家、劇団員に続き、浅草で芸能人の変死が続く！？一ヶ月ほど前から急速に名を上げた高林だったが、それと同時に、高林は不眠や幻覚などの症状を訴えていた。死の直後、高林は混乱状態になった。鏡で己の姿を見た一瞬だけ、正気を取り戻したが、獣ようなうめき声をあげ、己のノドを掻きむしり、何度も頭を壁に打ち付けていたとの目撃情報。

凪と市街調査（３）

読み物のみのパートです。

凪と市街調査（４）

読み物のみのパートです。

凪と市街調査（５）

読み物のみのパートです。

凪と市街調査（６）

物売りの少女に「母について」と尋ねます。

次に、物売りの少女に「素晴らしい薬」について尋ねます。

凪と市街調査（７）

「露天商」に話しかけます。露天商は以下のように語りますが、理解するには若干の前提知識が必要です。

３年前の厄災は“下”からやってきましたが……数十年後、いずれ、その厄災は“上”からやってくるでしょう。

そう、恐ろしくて大きな黒い鳥が、この帝都の全てを奪います。私には聞こえるのです、獣の唸り声のようなサイレンの音が……逃げ惑う人々の叫び声が……。

以前はこんな光景は見えなかった。私の死は、その時まで持ち越されたのかもしれません。

“上からの厄災”は第2次対戦の空襲を意味します。監獄少年の隠れたテーマの１つに「軍国主義」への歩みがあります。教科書には書かれない歴史で諸説はありますが、当時GDP50%近くを軍事費に割り当てる事ができたのはアヘン輸出による外貨獲得が出来たためとの説もあります。

「ポスト真実の時代」と言われるように戦争に関する話題は、感情に流された嘘情報が多いのが現実です。可能な限りの事実検証をした上での記事掲載をしたいと思っていますが、当サイト管理人の実力では十分な事実確認はできていません。戦争に関する情報源は殆どが３次４次情報ばかりで、充分に信用できる情報源を見つけ出す事ができませんでした。話半分に聞き流して頂くようお願いします。

情報源と言って適切かどうかは不明ですが、「人民は弱し官吏は強し」がオススメの書籍です。恐らく「監獄少年」のモデルにもなっている人物の伝記です。