嘘つきゲームはソリッド・シチュエーション・ホラーのノベルゲームで、システムはG.GEARの犯人は僕ですとほぼ同じルールのゲームです。このページでは、嘘つきゲームの雰囲気をお伝えします。
ソリッド・シチュエーション・ホラーは「ソウ」「CUBE」などの映画に代表される、限られた状況下にある人間の極限の状態をスリリングに描いた作品を指す和製英語です。邦画ならば「インシテミル」、漫画広告でよく見る作品ならば「リセットゲーム」などが該当します。
目次
記憶を失くした主人公は、突然、部屋の中で目を覚まします。そこには男女8人が居て、誰も部屋に監禁された理由が分からない状況です。「ソウ」「CUBE」などと同様に、ソリッド・シチュエーション・ホラーの典型的なオープニングでゲームが始まります。
主人公が目を覚ますと、ゲームマスターらしきピョートルと名乗る人形が唐突に嘘つきゲームの開会を宣言します。ゲームのルールは以下の通りで、人狼みたいなルールです。
それでは早速ルールを説明します!突然ですが、皆さんの中に「殺人鬼」がいます!ルールは非常にシンプル!
ルール1
みなさんの中には殺人鬼がいます!殺人鬼だと思う人間を皆さんで選んでください!選ばれた人間は問答無用で処刑されます!殺人鬼じゃない人を間違って処刑しないように注意してくださいね!
ルール2
殺人鬼が全滅したらゲーム終了!ここから脱出することができます!
ルール3
制限時間内に全ての殺人鬼を処刑しなければ…殺人鬼以外の人は全員処刑されてしまいます!制限時間は7日間!誰が殺人鬼か見抜いて下さいね
ゲームマスター「ピョートル」の説明後、頭悪そうなDQNがゲームマスターに歯向かいます。その後の展開は、まあ、デスゲームお約束のパターンです。察して下さい。
主人公は記憶を失くしている事もあり、他のメンバーから殺人鬼ではないかと疑われます。主人公はこの不利な状況を跳ね返すべく、誰が本当の殺人鬼かを調査し始めます。
嘘つきゲームに参加するメンバーは、3階層の空間に監禁されており、その中でストーリーが展開されます。行きたい部屋をタップして、メンバーと会話したり、殺人鬼である事を裏付ける証拠を集めたりします。
「犯人は僕です」をプレーした事ある人ならば、裏工作パートを思い出して下さい。やる事は裏工作パートとほぼ同じです。画面操作も裏工作パートと殆ど同じです。
主人公が充分な証拠を集め終わると、誰が殺人鬼であるかを話し合う嘘つき会議が始まります。誰が殺人鬼であるかを説明する話を、[証拠品]または選択肢で回答します。回答を2ミス以内で嘘つき会議を乗り切ればステージクリア、3ミス時点でゲームオーバーです。
ソリッド・シチュエーション・ホラー, 人狼, 犯人は僕です, ダンガンロンパ。私はこれら要素の良い所取りしたようなゲームだと感じています。もしかしたら、人によってはパクリと酷評する人も居るかもしれませんが、良い所だけを集めるのは非常に難しい作業であり、私は充分に称賛に価すると感じています。
嘘つきゲームは、画面操作, システムが犯人は僕ですと非常に似ています。以下に、嘘つきゲームと犯人は僕ですの画面を並べて表示します。だいたい似たような感じの操作感です。
犯人は僕ですとの違いを挙げるとすれば、ストーリーです。犯人は僕ですは主人公が犯人であり、犯人以外の弱みを握って黙らせるという斬新なストーリーです。それに対して、嘘つきゲームは王道のソリッド・シチュエーション・ホラーと言う感じで、殺人鬼と言論で戦うような感じのゲームです。ホラー要素は嘘つきゲームの方が強めです。
G.GEARが斜め上行く会社ならば、嘘つきゲームを開発したStudio Wasabiは正面突破という印象です。
嘘つき会議が終わると、殺人鬼の1人がルール通りに処刑されます。これがまんまダンガンロンパです。
私個人的には、命を粗末にするような演出は好感が持てないです。が、google playの評価の中では好評もあり、管理人の個人的な意見なので聞き流して下さい。
このゲームの醍醐味は、シナリオ本編とは関係ない証拠品集めです。主人公らが監禁された建物の中には、嘘つき会議で使用しない証拠が山ほど転がっています。
これら証拠を集めると、主人公らの生い立ちが分かるようになったり、過去の嘘つき会議の様子が分かったり、より物語を楽しめるようになっています。中には2周目限定で登場する証拠品もあります。
しかしながら、ゲームクリアの必須ではない証拠品のため、気付かずに物語を充分楽しめていないユーザも居るようです。そのため、google playを見ると以下のような評価を下す人もいます。
犯人が分かっている状態でプレーすると、このゲームはかなり面白いです。シナリオ進行に全く関係ない登場人物に話しかけると、殺人犯が自身の証拠がばれないよう必死に隠蔽する様子が描かれています。
殺人犯だけでなく、何らかの事情を抱える主人公らが徐々に擦り減っていく描写もあります。
主人公らが擦り減る様子は物語の核心に迫るため、このページではスクリーンショットの掲載を見送ります。
SNSの反響を見た限りでは、トゥルーエンドは概ね好評で見る価値ありです。ノベル, 脱出ゲーム好き層から見ると、意外性ある物悲しいエンディングです。
賛否両論分かれるエンディングで、人によっては「救いようないエンディング」と酷評する人も居ます。ノベル, 脱出ゲームでは珍しいパターンのエンディングですが、シューティング(特に戦争色の強いものでは顕著)のジャンルでは見慣れたパターンのエンディングです。
まさに王道のソリッド・シチュエーション・ホラーのノベルゲームです。ゲームを開始して最初の15分くらいは「犯人は僕ですのパクリかな?」と思ってしまいましたが、嘘つきゲームは犯人は僕ですとは違った独自要素があり、ストーリーも別ものです。
犯人は僕ですプレー済の方は、嘘つきゲームも是非やってみましょう。ホラーゲーム好きにもオススメです。
ゲームタイトル内に「脱出ゲーム」と謳っていますが、このゲームが受けるのは脱出ゲームクラスタではなく、ノベルゲームクラスタです。謎解き要素は少なめで、読み物好きの方にオススメの作品です。
私、「犯人は僕です」大好きだ!!!
ios配信待ってる〜OUO/
ダウンロード先のリンク加筆しました。iOS版は以下からダウンロードください。
https://itunes.apple.com/jp/app/id1293115429
ありがとうございます!! ただいまAPP予約サイトからの配信通知メールが届きました!! ストアにGOGO~~/OUO/!!!