「ヒュプノノーツ1」の攻略。画面上部のアイキャッチ画像。

わたしがピンチの時に、助けにきてほしいの。
自分が誰なのかわからなくなったり、困ってて、泣きそうな時にね。

ヒュプノノーツ1はストーリー重視の1次元ローグゲームです。少年少女期の約束、青年期に感じた社会に対する反感・理不尽さ、脇目も振らず猪突猛進する社畜人生。ストーリーとしての奥深さ・綿密さはないものの、忘れかけていた思いを掘り起こしてくれる雰囲気重視のストーリーになっております。

 

今更、ヒュプノノーツ1を本サイトの記事として取り上げたのはヒュプノノーツ2を紹介するための前提説明のためです。ヒュプノノーツ2は世間で言われる程の低評価ゲームではなく、好き嫌いが分かれる良作だと考えています。

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ヒュプノノーツ1 ストーリー 概要

ヒュプノノーツ1の雰囲気を感じ取れるよう、ストーリーの要所要所を紹介します。

DPD(Dream Play Device)

ある日、『果て無き夢』という身に覚えのない会社から枕のような家電製品が届きます。家電の小包の中には次のようなメモ用紙が同梱されています。

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「ヒュプノノーツ1」の攻略。魔法少女マッチからの手紙

○○くん
お久しぶりです
私は今すごく困っています。
○○くんの助けがどうしても必要です。
そのためにDPDを送りました
夢の中で待っている
魔法少女マッチより

 

主人公はDPD(Dream Play Device)という枕のような装置に頭を収めて寝そべってみると、幼稚園児頃から中学生頃までの夢を見ます。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。DPDを使う場面。

 

第一部 少年サバイバル

幼稚園児頃

幼少期の頃の夢を見ます。「ニンジン残すな。ピーマン残すな。」の思い出が敵として襲い掛かってきます。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。ニンジン、ピーマンとの戦闘。

 

茉莉との出会い 小学5年生

主人公は、スーパー裏の排気口付近でいつも一人で座りこんでいる女の子に声をかけます。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。スーパー裏の排気口付近で茉莉を発見。

「また来た」
「じゃましないでよ」
>>いつもいるのか?
「違うよ!」
女の子はムキになって
首を左右に振った
>>でも昨日もいた
「うるさいなあ」
女の子は警戒しているようだ
>>一緒に遊ぼう
「本当?」
女の子は驚いたようだ

<略>

茉莉との遊び

主人公と茉莉は一緒に遊ぶようになります。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。茉莉と遊ぶようになる

「○○くん、○○くん」
「今日はゴム飛びしようよ!」
>>いいよ
茉莉は喜んだ
「ゴムの端っこを結べば」
「ふたりでもできるよね」

それから
○○○と茉莉はゴム飛びをして遊んだ。

 

バレンタインデーの約束 中学2年

主人公 中学2年、茉莉 小学6年の頃になると、茉莉は主人公に思いを馳せるようになり、バレンタインチョコを渡します。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。バレンタインデーのお約束

「これ、チョコレート」
「ほしい?」
茉莉は上目遣いに○○○を見つめている
>>ちょうだい
「うんっ」
「いいよ」
「ただし」
「条件があります」
>>条件って?
「わたしがピンチの時に」
「助けにきてほしいの」
「悪い人にさらわれたり、怖い目にあったり」
「化け物に囲まれたり」
「高い塔に閉じ込められたり」
>>うん
「自分が誰なのかわからなくなったり」
「困ってて」
「泣きそうな時にね」
>>うん
「わたしは○○くんが助けに来てくれる、って」
「ずっと信じてるから」
「助けにきてほしいの」

 

茉莉との別れ

主人公は茉莉が両親の離縁のため、引越をしてしまった事を思い出します。もし、今の茉莉が困っているならば、助けに行くべきと主人公は決心します。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。茉莉の引っ越し。

ある日突然
>>思い出す
茉莉の一家は引っ越していった。
後で聞いた話では、両親が離婚していたらしい。
心ない噂も流れた。
お別れも何もなくて
いつしか彼女のことを忘れてしまった。
約束を果たす機会は失われた。

<中略>

あれ以来、茉莉とは会っていない。
元気にしてるだろうか。
生きているなら、もう大人だ。
結婚して子供がいてもおかしくない。
>>でお、
うまくやれているとは限らない。
昔の同級生で、死んでしまった奴もいるし、
警察に捕まった奴もいる。
茉莉が今とても困っているなら
>>約束を果たそう

 

第二部 12の夜

DPD(Dream Play Device)は、本人の意識だけでなく、本人と関連する人物の意識にももぐりこむ事ができます。第二部から第四部までは、茉莉の意識の話になります。

第二部は、小学校6先生当時、引越が決まった時の茉莉視点のストーリーです。

 

両親の離婚

茉莉は両親から突然離婚の相談を受けます。話し合いは平行線をたどり、茉莉は叫んだ末に家を飛び出します。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。両親から離婚の報告を受ける。

ある日の夕方
居間に呼ばれた。
「茉莉」
両親が目配せをしたのが見えた。
「お父さんたちは離婚することにした」
>>どうして
父親はため息をついた。
「仕事がうまくいかなくなった」
「もうすぐ大きな借金を背負う」
「返せないから破産するしかない」
>>破産って?
「家も車も全部とられるんだ」
「今、離婚しておけば」
「茉莉とお母さんに財産を残せるんだよ」

<中略>

>>わかったよ
「もういいよ」
「勝手にしたらいいよ!」
茉莉は叫んで、家を出た。

 

自己嫌悪 社会の声

第二部はストーリーの短いパートですが、茉莉の内面を描いた敵が登場します。「全部わたしが悪いんだ」「自業自得だ」「じっとがまんしなきゃ」「女の子が理屈っぽいと嫌われるよ」「けなげな女の子が愛されるんだよ」などの苦悩のセリフが現れます。

「女の子が理屈っぽいと嫌われるよ」との心中語ですが、茉莉はかなりハイスペックなリケジョの設定です。第三部, 第四部では、かなりのハイスペックな無双っぷりを発揮します。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。第二部の敵は、茉莉の内面が中心。

 

記憶の封印

第二部の最後では、茉莉の小学生時代の記憶を象徴する「少女」とのボス戦になります。敵にダメージを与える都度、「カマキリの卵」「きれいな花崗岩」など主人公との思い出の品を次々に忘れていくのが悲壮感を誘います。

ボス戦に勝利すると、茉莉は主人公との記憶を封印し、茉莉が警察に補導されるシーンで第二部が終わります。

この時に封印された記憶が、オープニングで主人公にDPDを送った魔法少女マッチです。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。魔法少女マッチが登場する瞬間

 

第三部 以降

第三部は女子高生の頃の茉莉、第四部は社会人の茉莉、そして第五部はいま現在の意識のストーリーです。以降の話は実際にゲームをやってお楽しみ下さい。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。第三部 椅子取りモラトリアムのワンシーン

「ヒュプノノーツ1」の攻略。第四部 成年サバイバルのワンシーン

「ヒュプノノーツ1」の攻略。第五部 黄泉のワンシーン

 

ヒュプノノーツ1 システム概要

ヒュプノノーツ1の遊び方の概要を説明します。

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進む 戻る 制限時間

ヒュプノノーツは敵に負けてしまうと「レベル1からやり直し」「アイテム全部没収」というローグゲームでよる見られるシステムを踏襲しています。ですので、時間をかけてレベル上げすればクリアできるわけではなく、プレイヤー自身が対策を立てないとクリアできないようになっています。

このゲームは「進む」と「戻る」の移動しかできません。「進む」「戻る」を繰り返してウロウロし、適切なエリアでレベル上げをするのが攻略のコツです。各ステージには制限時間が設けられているので、弱すぎる敵と戦えば時間切れになるし、強すぎる敵と戦えば負けてしまいます。敵の強さを選ぶ、絶妙なさじ加減が必要です。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。進むと戻る

 

レベルアップ時の全快を考慮せよ

このゲームは回復手段が少な目です。第一部を除き、HP回復はレベルアップ時の全快を期待して冒険を進めます。ですので、被ダメージの割に経験値の少ない敵は「美味しくない敵」になります。格下の敵を倒すと経験値が殆ど手に入らないので、弱い敵と戦うデメリットは時間を失うだけでなく「被ダメージの割に経験値が少ない」という短所も持ち合わせています。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。経験値1。

 

高等テクニックではありますが、うまく経験値を調整できれば、ボス戦で経験値獲得アイテムを使用してHPを全快させる荒業も可能です。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。戦闘中にレベルアップ

 

必殺技は身を削る

このゲームには必殺技は存在しますが、MP(マジックポイント), TP(テクニカルポイント)のような概念は存在しません。必殺技は制限時間, 最大HP, 攻撃力などを消費して、敵に大ダメージを与えます。要するに、必殺技に頼れば頼るほど弱くなるシステムです。ボス戦で必殺技を連発するのは当然ですが、道中でも2,3回のピンチは訪れるので「出し惜しみせず」「使い過ぎず」必殺技を放つ事が必要になります。必殺技についても絶妙なさじ加減が必要です。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。最大HPを削る必殺技

 

状態異常が多い

このゲームは状態異常を使用する敵が多く登場し、状態異常の回復手段が少な目です。ですので、「多少の不利な状態異常ならば我慢して戦う」「あまりにも不利な状況の状態異常ならば敵から逃げる」の判断が必要になります。状態異常についても、絶妙なさじ加減が必要です。

状態異常は話が進めば進むほど難易度が上がります。最終章にあたる第五部については、11種類の状態異常が存在し、プレイヤーが状態異常の特徴と対処法を覚えないとクリアは難しいでしょう。例えば、「『猛毒』よりも『感情麻痺』の方がマシ」のような判断を状況に応じて下す必要があります。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。状態異常の特製を覚えろ

 

ヒュプノノーツ1 その他 見どころ

 

大人と子供 それぞれの視点

茉莉は小学校6年生の時に、両親の離婚を機に、主人公との記憶や甘えを捨てます。このエピソードについて、大人視点の茉莉と子供視点の茉莉が全く異なる主張をします。

 

大人視点の茉莉は、これから降りかかるであろう厳しい現実に対して「負けない」と唇を噛みしめます。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。大人視点の茉莉

茉莉は自問した
「どうして○○くんは」
「助けにきてくれないんだろう?」
「約束、したのに」
>>子供は無力だ
「でも○○くんは違う」
「特別」
「私がスーパーの裏で泣きそうになってた時も」
「助けに来てくれた」
「でも」
「遠くに引っ越したら○○くんに会えないし」
「誰も味方がいなくて」
「これからどうやって生きていけば」
「いいんだろう?」
>>負けない

 

他方、小学生視点の魔法少女マッチは、当時の辛さを隠す事に対して納得ができない様子が読み取れます。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。小学生視点のマッチ。

「あのね」
マッチは○○○○○の顔をじっと見つめた。
「私が小学6年生の時にね」
「お父さんが家を出て行ったんだ」

<中略>

「平気じゃないことも」
「平気なフリしなきゃいけないと思う?」
>>泣いていい
「つらかったよ」
「わたしはすごくつらかったのに」
マッチの声が湿っている。
「それを隠さなきゃいけない、ってことはさ」
「わたしが悪い、ってことになっちゃう」
>>悪くはない
「○○くん、ありがとう」
マッチの表情がふっと緩んで
また険しくなった。
「でも、あいつは違う」
「わたしが悪いと思ってる」

 

ヒュプノノーツ2への伏線

このゲームをやっていると、あまりストーリーの本筋と関係ないようなエピソードが登場します。このエピソードは、全てヒュプノノーツ2に繋がっていきます。

ナスノヨイチ号

これまでの活動の成果を見せておこうかな
ジャジャーン
>>なにこれ
暗殺兵器ナスノヨイチ号よ!
これは一見するとラジコンヘリに見えるけど
人間が操作する奴じゃないよ
組み込み用のLinuxを搭載してて、プログラムに従って自動的に飛ぶ
GPSとかカメラも搭載されてる
カメラの画像からターゲットを見つけて、毒矢を発射するの
>>本気ですか?
もちろん本気
うまくいかなかったけど
>>人に向けて撃ったの?
命中率が低すぎて、実験段階で諦めた
狙ったところに飛ばないんだよね

 

ヒュプノノーツ2では、主人公のピンチに見覚えのあるラジコンヘリが助けに来ます。

岸部を狙撃するシーン

 

レビュー抜粋

google playのレビューの中から参考になりそうなものを抜粋します。

なんとなくマザー感ある

「ヒュプノノーツ1」の攻略。google play レビュー引用(1) マザーというゲーム的というか

なんとなく昔よくやったマザーというゲーム的というか。ストーリー、セリフ、どれをとっても心揺さぶれる感じがとてつもなく好きです。ゲームは運も左右しますが、最近ゲームやっててゲームオーバーになることもないので、なんかそれはそれで新鮮。すべてを失うし。

「心揺さぶられる」という意味では、コピーライター糸井重里さんがデザインしたゲーム「マザー」に近いかと思います。ヒュプノノーツ1が親しみやすく大衆受けするMOTHER2に、ヒュプノノーツ2がエゲツナイくらいの人間臭さなMOTHER3に相通じるものがあると感じています。

 

運に左右されまくる。

「ヒュプノノーツ1」の攻略。google play レビュー引用(2) 運に左右されまくる

運に左右されまくる。ボコボコにやられ続けてHPは回復出来ないわアイテムはないわ状態異常になるわで最悪。人生はうまくいかない事をよく教えてもらえた。強運の方にはぬるすぎるゲームだけど運がない奴には難しい過ぎる。自分は圧倒的後者だったけどかなり楽しめた。次作もやらせて頂きます。

google playを見ると、「運ゲー」との批評が目立ちます。ローグゲーム慣れしている人は運要素が強いとは感じないと思いますが、恐らく多くの方は運要素が強いと感じるでしょう。

ですが、この類のゲームは慣れてしまえば、70%, 80%くらいの確率でクリアできるようになります(100%とは言っていない。負ける時は負ける)。

 

大人にこそ薦めたい

「ヒュプノノーツ1」の攻略。google play レビュー引用(3) 学校や会社をサバイバルしてきた大人が一番楽しめる

大人にこそ薦めたい。 学校や会社をサバイバルしてきた大人が一番楽しめるとおもいます。でも、まだ大学生の娘にも薦めたらハマってました。母娘でいろいろ話せる(笑った小ネタも、ちょっと真面目な話も)機会を提供してくれて感謝です。—-クリアするのが難しい人は、最初に300円~500円だけ課金すると楽になります。私は500円課金して2日間でクリアしたけど、作者に敬意と感謝を込めて、もっとお金払いたいくらいです。欲を言えば、全クリア後に部(章)毎のリプレイができたらいいのですが。

自身の経験と照らし合わせたり、あのタイプの人間居るよなと思ったりしながらゲームを楽しむ事もできます。小学校6年生の時に一切の甘えを捨てて学業, 仕事に励む茉莉は、自身の経験に照らし合わせて感慨深く思う人も居れば、痛々しく見える人も居るでしょう。

 

とりあえず「最初から」でもう一回プレイします ヒロインに1ターンで捨てられていく彼氏達の姿が涙を誘いました。主人公とは末永く幸せに過ごして欲しいです。最終章でのやりとりというか伏線解放が好みだったので、クリアした章を再度プレイ出来るようにしてもらえると嬉しいです。(課金要素で良いので)

自身の経験と照らし合わせるのではなく、第三者視点で見ている方のコメントかと推測されます。

 
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